
キミのやる気に火をつける!ウイングネット講師からのメッセージ。
鬼コーチからの激励メッセージ〔受験生・4月〕
公開日:2013/04/11
投稿者:ウイングネット部の鬼コーチ

志望大学合格に向け、本格的に受験勉強をスタートさせた皆さん、こんにちは。
これから月1回、その時期にふさわしい、役立つ激励メッセージをお贈りします。一緒に頑張っていきましょう!
〔大学で充実した日々を送るために〕
いやあ、春ですね。皆さんの地域では桜は咲きましたか?
3月のある日、私のところにOBの国立大学生が訪ねてきてくれました。そしておもむろに「ありがとう、先生」と言うのです。何のことやらわからずにいる私に、「フル単(単位を一つも落とさなかった)だったよ!」「B評価以下が無かったよ。」「サークルが超楽しい!」と続けます。つまり、この努力ができて、楽しい毎日が送れているのは、大学入試までの苦しくも充実したあの日々のおかげだというのです。私たちは、こんな言葉をもらうことが最高の喜びです。
大学は入試以上に厳しく、高校よりも忙しいというOBもいます。国立大学では、一般教養科目という必修単位があるのですが、高校時代、苦労を避けて受験のために中途半端な努力しかしなかった人ほど、単位を多く落とし、進級できないことも多いというのです。
〔大学入学のその先に…〕
調べてみたところ、大学生が留年(単位不足などで進級できない)する割合は、高いところで、なんと70%以上という学校もあり、留年率20-25%くらい学校は、私大でもかなり多く存在します。また、理由は異なりますが、就職率+大学院への進学率が著しく低く、言葉は良くありませんが無職率の高い大学もたくさんあります。
こうした大学生が厳しい状態に陥る一つの要因が、「合格がゴールだ。」「合格者は勝者だ。」という、短絡的な考え方にあると感じます。受かるために傾向分析ばかり時間をかけたり、学問なのに丸暗記だけで乗り切ろうとしたり、科目を絞ってしまって知識が足りない状態になったり・・・それだけではありません。偏差値だけで大学を選んだり、最初からあきらめて努力せず、より楽に受験を終わらせたことが、大学入学後のつらい状況を作ってしまうのです。
〔失敗を恐れずに努力しよう〕
目標を途中であきらめてしまうことが問題なのです。国立大学医学部志願者の中には、一度大学を卒業してから再受験する人もたくさんいます。
受験が終わればすべてが終わるのではありません。合格はゴールではなく、大学生活の、そして学問というツールを手に生きていく、人生のスタートです。
夢が持てないから勉強する気が起きないなどと、甘えたことを言ってはいけません。自分の人生を学問というツールを使って生きていくと決めた以上、高校までの基礎的な学習内容を本質的に理解していて初めて、夢が持てる大学に進学でき、スタートを切れるのです。
失敗は負けではありません。可能性があるのにあきらめてしまうことが、負けなのです。あえて高い目標を掲げ、退路を断ち、失敗を恐れず、決してあきらめず、努力してほしいと切に願います。結果は追うものではなく、努力の後からついてくるもの!がんばれ!